2012/01/31

フィン人の味覚、日本食で人気なのは?


昨夜はあまりの睡魔に9時早々には眠り込んでしまった。
「マグロが食べたい!」と寝言をつぶやいた自覚あり。
夢に出てきた新鮮なお造りの盛り合わせが、まだ脳裏に焼き付いている今朝です。

クリスマスに夫の親戚宅でホームステイ中の日本人留学生と一緒にお寿司を作ったとき生のサーモン食したきりだ。トホホ。

このフィンランドの内陸地でスーパーで買う生魚といえば、サーモンくらい。
基本、滅多に買いません。
ノルウェー産はまだ塩が利いていますが、フィンランド産はバルト海の塩分濃度が低いせいかかなり塩が弱い。

これは私の体験と感覚によるものですが、ヘルシンキなど食の国際化が進んでいるエリアを除いては、フィンランドで日本人を見てみんなが口にする言葉の代表はやっぱり「Sushi」。
「Sukiyaki」は意外とほとんど知られていない。
広い意味で、フィンランドは欧米の"欧"にカテゴリーされるとはいえ、北米などとは大きく異なります。

そこで、最もポピュラーなものとしてリクエストの多いSushiがクリスマス☆食の異文化交流メニューにリストアップされました。
巻寿司と手巻き寿司。
ネタは、サーモン、アボカド、タマネギ、レタス、卵など。
至ってシンプル。なんとか手に入る材料でカリフォルニアロール的お寿司です。
私もフィンランドの内陸部で食すサーモンにはどこか半分恐る恐る。
わさびを思いっきりつけて食べました。
結構イケたと自画自賛です。
夫の親族全員がお寿司初体験。
叔父叔母までが積極的に食べてくれたのが嬉しかった。
育ち盛りの日本人留学生の気持ちよい食べっぷり。
まずは美味しそうに食べる姿を見せることこそ、食の異文化交流、成功の秘訣かな!

生魚や新しい食文化には意外と慎重なフィンランド人。(もちろん人にもよりますが)
明らかに、我が家の夫は超慎重派。
お味噌汁、お好み焼き、お餅は、どうも好きでないようです。
日本から送ってもらった西京味噌で作ったお正月のお雑煮にも、複雑な表情。
塩分やスパイス、ニンニクなどが利いた強い味より、マイルドでクリーミーな傾向が強いフィンランド料理に近い気がして、普通のお味噌汁より甘みとまろやかさがある白みそだから、きっと好きだと思ったんですが。
特にお餅を飲み込むタイミングが掴めないらしく、ずっとモゴモゴしてました。
見てるこちらは、のどに詰まらせないかと子供やおじいちゃんを見守る心地(笑)
結果、最近なんとなーくわかってきたのが、鰹節や鰹出汁の風味が夫には合わないようです。

日本の家庭料理、我が家で好評なのは肉じゃがとカレー。
フィンランド国民食、主役級のジャガイモを使ったメニューは受け入れられやすいのと、材料を手に入れやすい。
スライスされたお肉は売られていないので、ひき肉が使いやすいかな。
日本のカレールーはヘルシンキにいかないと手に入らないので、日本から送ってもらったお気に入りのカレー粉を大切に使ってます。
スーパーで売っているお粥用のお米が安くて、見た目も日本米に近いです。

フィンランドにいると、日本は食文化の超先進国だと改めて感じます。
ありとあらゆる国のレストランがあって、食材も豊富。
「食」という文化に本当に敏感で貪欲、国際色豊かな本当に味覚が発達した国だと再認識。

日本の新鮮な海の幸が恋しい!
 



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