2012/03/26

サマータイム!マリメッコ新聞で夏気分!& 怪我その後

「サマータイムに変わったよ」
先週届いたカナダの友人からの手紙で
「もうそんな時期?」と気づく。

フィンランドも3/25(日)からサマータイムに変わりました。

国によって、サマータイムに変わるタイミングって違うんですね。
知らなかった!

コンピュータとiphoneは自動的に1時間進むが、季節はそう簡単には進まない。
サマータイムに変わる夜半、また雪降ってました。。。

若草の初々しい緑と花が咲き出すウキウキする春が待ち遠しい気持ちと、
雪への恋しさが残る気持ちと半分半分。

フィンランド初めての冬は太陽が恋しくて恋しくて本当に春のうららかな光が待ち遠しかったけれど、今は雪が解けていく寂しさを感じるようになった。

夫が「僕はどちらかというと冬人間かな。雪と冬が好きだから、もうちょっと長く冬を楽しんでいたいな。」と、その頃話していたのを思い出す。




25(日)朝はこんな感じ。
スノーホワイトにスプレーされた景色が広がってました!
これでもサマータイムなんですから(笑)


でも確かに日が長くなってきたと感じる。
日が短い12月はあっという間に日が暮れるのに、こうして日が長くなり出すと一気に長くなっていきます。
この3月の終わりで日没が夜の8時頃。かなり日中が長いです!
そのせいか、精神的にはウキウキしてます♪



表紙「HELSINKI-HELSINGRFORS」柄(フィン語とスウェーデン語で「ヘルシンキ」)


先日マリメッコに立ち寄ったときにもらったマリメッコ新聞より。
春を通り越して、もう夏です!


MUMMOLAN MARJAT柄のカーテンとエプロンが可愛い!



ほんと眺めているだけで、のどかなフィンランドの夏、煌めきの夏がフラッシュバック!
ウキウキ夏気分がさらに上昇です♪


優しいべリー系の色合いが可憐♡新色UNIKKO!

早くこんな夏時間を過ごしたい♪♪


VIHKIRUUSUの新色、現物も店内で見ました。フレッシュな配色が可愛い!私好み!


マリメッコ2012春夏コレクション、気になる可愛い私好みのお洋服があるので、近々BUYMA-123suomiでもご紹介できたらな♪と思ってます。


昨年ひょんなことで一度お目にかかった日本人女性がアアルト大学院の修了制作をマリメッコで成し遂げたという。
すごいです!純粋にそう思います。
テキスタイルデザインやアートを志し、北欧で学ぶ日本人学生は数知れど。しかし、きっと彼女の努力が才能を開花させ、運をも引き寄せたのでしょう!
マリメッコの日本人テキスタイルデザイナー 石本藤雄氏とともに写真が載っていました。


フィンランド国花 鈴蘭も夏の花!

そうそう!Kesäkuu / 6月はその名も夏の月。
6月頃には鈴蘭をいっぱい束ねたブーケを売る露店も街の市場にも並ぶんです!
飾り気のない素朴さがほんと可憐で可愛いブーケです♡

ミッドサマー/夏至の夜11時

ミッドサマー/夏至の頃 朝の空

夏は外でコーヒーブレイク♪手作りフルーベリーパイとともに!





夏、あちこちに咲く野の花たち

ウキウキしてて、一瞬怪我のこと忘れかけてましたが、あれから1週間経っても痛みが残っています。
テーピングしてますが授業中ノート取るのが億劫。
重いものは絶対左手で、右の親指を避けて持つようにしています。
握る、ボトルの蓋を開ける、ツマミをひねるなど、どうも辛い。
キーボード打つのはまだ楽なんですが。

そこで、今日は最寄の公共診療所へ 行ってきました。
そこの医師曰く、典型的なクロスカントリースキーの怪我らしい。
怪我したときの状況を話し、触診。
「手術の必要性があるかもしれないよ。とにかく明朝病院へ行って。手術の要否は病院医師が判断するから今はなんとも言えないけど。カルテはオンラインで送っておくからね。」と言われました。ショック。

帰宅後、夫が怪我についてネット検索したところ、やはり、この怪我には手術しなくてはならないことが結構あるみたい。

明日病院の医師による診断でもう少し詳細がわかるでしょう。
少しでも軽症であってほしい。

またの更新でその後をご報告できるかな。





2012/03/20

Ooouch!!! 関節外れた!湖上の週末

今日は雨まじりの湿気の多い雪がちらついている。

週末の昨日は晴天なり!

「スキー(以前触れましたが、フィンランドでスキーといえば普通クロスカントリースキーのこと)するなら、今日がこの冬最後のチャンスかもしれないよー!」

午前中、アウランコ国立公園の湖へ行ってきました。

「湖の氷の上でスキーしたいね。でも、もう氷溶けてるんじゃないの???」

コース入り口で会った、手押しソリでお散歩中マダムによると「釣りしてる人がたくさん!スキーヤーもまだ結構いるわよ♪」とのこと♪

「じゃ、早速Go!」しますか!

コースのスタートは緩やかなスロープで、カーブがある。
これが私の苦手関門。

クロスカントリースキーはダウンヒルスキーと違って幅も細く金属のエッジがない。
初心者の私にはバランスが取りにくくブレーキ掛けるなどのコントロールが難しい。

先にスタートした夫が一旦止まり振り返って「かなり凍ってて滑りやすいしガタガタだから気をつけて!」と一言アドバイスくれた。
が、その一言でより恐れが増して身体に力が入る。

「う、う、う、ううわぁぁぁ!Ouch!!!」

カーブを曲がった辺りで耐え切れなくなって、今年初のBIGなコケ方。
(痛すぎ!)
ストックを持ったまま着いた手がおかしい。
(まさか、骨折?)

親指が変!
付け根がずれてるような???
逆の手で触ってみた。
関節外れてますけどーーー!!
怖いのと痛いのと。。。
とっさに引っ張ると、 カクンと音がして元に収まった。
(ほっ)

転けたまま立ち上がれず、通りかかった家族連れのおじちゃまに「助けてあげよっか?」と言われる始末。情けない。
おじちゃまに助けられ、立ち上がって夫のもとまで滑っていった。

「指痛めたわ」
「で、続けるの?やめるの?どっち?」

(「大丈夫?どれどれみせてごらん?痛いの痛いのちちんぷいぷい♡」とかないの?薄情な奴め!)

くやしいから「やるもん!!」 と続行。

指の付け根の痛みは続くものの、凍った湖上でスキーする爽快さったらない!となる。
これだから困る、フィンランド。
雄大な自然に、太陽に煌めく雪と氷の世界が、こんなに身近に、日常にある。

湖上には氷に穴を開け、釣りを楽しむ人。
お散歩だけの人。
TVで見るように颯爽とクロスカントリースキーするピタピタ系のウェアの人。




釣りをしていた男性に「なんていう魚なの?」と声をかけてみた。
Ahven(アハヴェン)という魚らしい。
結構おいしいんだって。
日本名ではヨーロピアンバーチ(学名:Perca fluviatilis)スズキ目ペルカ科の淡水魚。ヨーロッパからアジアにかけてユーラシア大陸に幅広く分布するバーチの仲間。だそうな。(wikipediaより)

photo:wikipedia

10〜15㎝くらいの大きさだったかな。
「これらは小さすぎるからねー」と 開けた穴から魚を水の中に戻してあげてました。

他にもたくさん釣り人がいたのは大会が開かれていたらしく、なんでも鮭を釣るんだとか!

湖上での週末のひととき。
痛みも忘れかけて気持ちいい汗が背中を流れてました! 

しっかし、利き手を痛めると辛いですね。
腫れた手でタイピングするのも今日はこの辺でおしまいにしときます〜


「薄情な奴め!」なんて言ってごめんなさい♡
この日も夕食にお得意のミートソーススパゲッティを作ってくれた優しいところのある夫です(笑)

Hali, Hali! = Hug, Hug!  :-)
 



2012/03/14

Hauskaa!! 楽しい屋外授業♪

今日もいいお天気のハメーリンナです!
まだまだ地面も凍ってますが春の到来を感じる!!

今日は午後から屋外授業!
学校からハメ城の裏手にある公園まで約2kmの道のりをみんなで歩いてピクニック!

教科書や辞書が入った荷物は重いし、実はちょっと面倒くさいな〜なんて思ってたんですが。
結局行ってしまえば、子供に戻ってしっかりはしゃいできました!
そんなところが自分らしいかもしれない(笑)

まずはみんなで輪になって鬼ごっこみたいな遊びから。
猫がネズミを捕まえるゲームです。

それからソリ遊び!


こんな感じの可愛くてとってもハンディなソリも使いました。


雪のない国出身の人たちのほとんどがクロスカントリースキー初体験。
先生たちが貸してくださったスキーを順番に借りて挑戦です。

先生のスキー、コンディションいい!
私のよりもずっと使いやすい!
Hauskaa(楽しいー!)♪

そして、次の瞬間前方に目をやると、すごい勢いで突進してくる男子が!!
(ちょっとやめてよー!こっちに来ないでー!)
二人とも転ぶのは避けられたけれど、 ほぼ正面衝突。
勘弁してください(笑)

やれやれと思ってスキーを脱いでると、タイ出身の女性がゲラゲラ大ウケしている。
彼女の視線の先に目をやると、その男子が。

その男子、すごい突進力で滑っているというより、ひたすら走っている。
すごい勢いで、なぜか人に吸い寄せられるように向かっていってしまう。
周りに十分スペースあるのに、なぜか雪だるまのような雪の大きな塊に向かっていく。
行き止まりまで突き進んだと思ったら、予想通り、雪の斜面に突っ込んだ!

そして、ついに、スッテンと実に見事な転び方を披露してくれた。

先端が地面に突き刺さったスキー板は宙に浮く格好で、地面との角度は約45度。
地面とスキー板と地面に付いた手で三角形を描いている。
そのままの姿勢で一生懸命立ち上がろうとしていた。
(その姿勢からはちょっと無理なんちゃう??向き変えないと。。。)
結局、物ともせずに立ち上がり、再び滑り、いや、走り出した。
(怪我なくてよかったよ!)
そのままゴミ箱激突?と思ったが、無事免れてゴール!!
すごいな、君。。。

今日のMIP=Most Impressive Player は文句なしでその男子です。
MAP=Most Aggressive Playerとのダブル受賞。
 


下の写真は、クロスカントリースキー初挑戦の年、2011年3月Pohjanmaにて撮影。



最後は調子に乗ってジャンプしてみた!




2012/03/11

平和を願って感謝のクッキー

あれから一年、今も尚34万人もの人々が避難生活にあるそうだ。

昨年2011年の今日3月11日、私はフィンランドにいて翌日に控えた多文化イベントの準備とリハーサルに出かけるところだった。
信じられない光景をネットのニュースで知った。
すぐさま日本へ電話をかけてみたがつながらず、一人残してきた父のことが心配だった。
その後何時間か経過してやっとつながった電話。
幸い私の家族、故郷、親族、友人達は無事でほっとした。

翌日のイベントでは、会場の片隅にテーブルを借りた。
わずかながら手元にあった日本のお菓子、大切にとってあった大好きな「黒棒(黒砂糖を使ったお菓子)」と日本の金平糖をほんの少しずつセットにして一組1ユーロで販売するコーナーを設けるために。
購入分のお金を入れるカップには、そのお金は赤十字を通して日本へ寄付させてもらう旨を書いたメッセージを添えた。
当日「ぜひ頂くわ」 「何組か買いたいけどいい?」と口々にしながら、余分にコインを入れてくれる方もいた。




そのイベントで何人もの見ず知らずの人々も含めて、私の家族や祖国日本を心配しお見舞いの言葉を掛けてくれた。
フィンランドの友人達、世界中の友人達もfacebookなどを通じて、たくさんの声を掛けてくれたのを忘れない。

一年経った今、こうしてブログを書かせて頂いています。
この機会に、あのとき世界中のみんなが一個人の日本人、私を通して日本への温かい想いを表現してくれたこと、 この場を借りて、日本の皆さんに伝えたいと思います。

フィンランドのみんなへ、世界中のみんなへ、私個人が伝えられる感謝は小さいけれど、少しでも実際の人と人との交流を通して、日本からの感謝を伝えたい。
日本の抹茶、黒砂糖、きな粉を使った手作りクッキー、明日学校へ持っていこうと思う。
平和を願って。







2012/03/10

フィン語学校&フィン的乳製品

わーい!やっと週末!!

今週からフィンランド語の学校が始まりました。
久しぶりの毎日フルタイムでくったくた。
1月の終わりから通っていた夕方のコースに加えて、求職中の外国人対象クラスです。
クラスメイトはスリランカ、コンゴ、タイ、ブラジル、ソマリア、イラクなどの出身でみんなフレンドリー。
3月8日の昨日、フィンランドは「女性の日」
「Hyvää Naistenpäivää!(ヒゥヴァー ナイステンパイヴァー)」
とチョコレートを配ってくれる紳士もいれば、「歳いくつ?」と毎日のように尋ねてくる人なつこい男の子に「紳士は女性に年齢聞かないものよ〜」と窘めております。
同じクラスに日本人は私だけ。
私よりも先にこの学校で勉強を始めたもう一人の日本人の方に会えただけでも奇跡☆

お昼は学校内の食堂やクラスルームで手持ち弁当を広げてます。
いろんな国の食の香りが入り交じるランチタイム。
最初の2、3日は私も朝からお弁当詰めてましたが、昨日と今日はviili(ヴィーリ)とバナナで済ませちゃいました。
毎日フルタイムのペースに慣れるまで少しかかりそう。

フィンランドへ来てからスーパーマーケットでまず感じたのは、乳製品コーナーの占める割合がとにかく大きい!!
そんな乳製品だらけの棚に並んでいるフィンランドらしい乳製品の一つviili(ヴィーリ)は
私のお気に入りです♡
「ヴィーリはヴィーリ、ヨーグルトはヨーグルトだよー!」って言い張る人もいますが、
粘っ気があって伸び〜るヨーグルトって言ったらわかりやすいでしょうか。
乳製発酵食品。
酸味控えめ、マイルドで滑らかな食感が好きなんです。
お腹にも優しい気がします。
photo : Valio


これはいちご味。
他にも、いちご&バナナ、いちご&ラズベリー、ラズベリー&ピーチ、りんご&洋なし味など、いろいろバリエーションあります。
200g入っていてたっぷりな量だから結構満足感もあるのだな♡

そうそう、piimä(ピーマ)と呼ばれる発酵乳ドリンクもフィンランド的な飲料です。
「いわゆるヨーグルトドリンクだよねー?」と聞いても、これまた「ピーマはピーマ!」と言われます(笑)
つまりバターミルクらしいです。


photo : Valio


フィンランドへいらしたら、フィンランド的乳製品をぜひ一度試してみてくださいね♪ 


コーヒーブレイクの時間にフライングしてviiliで早弁した今日。
(早弁って、こんな言葉使うの高校時代以来でしょうか。。。)

またこの週末viili買いだめしておこっと。



アルク

2012/03/05

滑るよ危険!の季節

スカッと青空が広がって気持ちのよいここ数日。
徐々に雪が溶け出して冷えては凍る季節が今年もやってきました!

雪国出身でない私は、この時期はほんと歩くのが怖い。。。
つるつる滑るスケートリンクの上を歩くようなもので、しかも凸凹してるし!
こけないように神経使います。

ノルディックウォーキングのスティック持ってスローに歩くお年寄りも結構見かけます。
片手でなく両手だから、バランス保つのによさそう。



どうせ滑っちゃうんなら、こういうソリ!かわいいと思う! !!
子供を乗せて押しながら滑れるソリ。
クラシックスタイルだと思います。
このタイプのソリで2頭の犬に引っ張らせて犬ぞり状態で散歩してる人を見かけたことも。
日常使いの移動手段にいつかぜひほしいもんです♪


昨日もさっさと歩く主人の後ろでおいてけぼりの私。
「なんでこんな氷の上をそんなに早く歩けるわけ???」とぼやくと、
「そりゃ、僕はフィン人だもん。」だって(笑)
やっぱり慣れだよね。

そこでフィン人の皆さんの歩き方を注意深く観察してみました。
がに股が多いのは已然と知れたことですが。
確かに内股は少ない。

そして、今日はわざと滑りやすそうな氷の上を選んで歩いてみた。

はじめはスケートのように少し前のめりで足を滑らせるように進んでみる。
でも、さっさと歩くフィン人のスタイルとどこかちょっと違う。
「何が違うんだろう?」と観察と歩くことを繰り返す。

うん、なんとなくだけど、ちょっとコツを掴めた気がする!

足は内股でなく逆ハの字、重心は内側。

これで歩けば、足を滑らせるようにしなくても結構安定感がいい。
基本、スケートの重心の置き方と近い感じ。