2012/02/13

カルヤランと名のつく伝統料理

昨日は仲良しのお友達Heidiが「土曜日空いてる?ディナー作るから食べにおいでー!」と私たちを招待してくれたので、「Ystävänpäivä(バレンタインデー/友達の日)もすぐだしね!お花持っていこうよ♪」と白いチューリップを片手にHeidiのアパートへ。

ドアを開けてくれると、オーブンからいい香り。

以前から「フィンランド伝統料理を作ってご馳走したいのー!」と言ってくれてた彼女はフィンランド南東部でロシアとの国境にほど近い南カレリア県Imatra(イマトラ)の出身。




お母さんに電話で聞きながら作ってくれたというKarjalanpaisti(カルヤランパイスティ)に、Karjalanpiirakka(カルヤランピーラッカ)エッグバター添え、ルッコラサラダ。
「カルヤランづくし」です。






カルヤランパイスティ
カルヤランパイスティは訳すとカレリア(地方)のステーキ(シチュー)。
こういった料理には各家庭の味というのがあると思いますが、Heidiママ直伝のものは牛肉と豚肉、人参、タマネギ、ローレル、粒胡椒が入ってます。
隠し味にちょっとお醤油を使ってるんだって。


カルヤランピーラッカ

カルヤランピーラッカはカレリア(地方)のパイ。
お米のクリームというか、ペイストが薄くてパリッとしたパイ生地に包まれています。
食べるときに、ゆで卵とバターを練り混ぜたものを乗せて頂きます。

Heidiに聞いたところによると、どちらもお祝い事メニューとして供されることが多いそうです。

カルヤランパイスティをオーブンで煮込むこと約3時間。
その間、サラダをつまみながら、二人のネイティブにフィンランド語の宿題を手伝ってもらう。
学校でもいわゆるディクテーションの方法で、単語を音で聞いて書き取るんですが、
日本人の私がどうも苦手なのは、rとlの聞き分けと発音、ö, y。
フィン語のrは実に強い。英語のようなまろやかなrじゃないんですよね、たぶん大阪河内弁的?
恥ずかしがっていては発音できない、練習できない(笑)
また機会あったら、フィン語に関する話題を書かせて頂くことにして、話を戻します=)


カルヤランパイスティもじっくり煮込んだのでお肉が柔らかくなってますよー!
いい出来具合!


茹でたポテトと一緒にお皿に盛って頂きます。


ここから先は、言うまでもなく、食べることに忙しくなった私たちです。
手作りのおもてなしは本当に嬉しい!

そして、これだけに終わらず、ロゼシャンパンに、 デザートに1ホールのケーキまで!
私のお誕生日のお祝いがまだだったから、こんなに一生懸命してくれたみたいです。
感激☆
ありがとう!Heidi♡ 
私たちの愛すべき友です。




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